オッサン革命
act6.なんだかなあ
結局俺は何がしたいんだろう。
女子と遊びに行くとかしょっちゅうだ。できるだけ、付き合ってないやつと
2人っきりなんてほとんどなし。団体で、いつもいつも
…周りはどうかしんないけど、俺はそんな女と全く付き合うつもりなんてなかった。
それに俺から誘ったりはほぼしない
女子を誘うなんて正直言って無理。めんどくせえ
それでも他の女は誘ってくる 遊びに行こう遊びに行こうって。
それで何回か遊んだら告白してくる、で振る。しょうがねえよ、付き合う気なんてハタからなかったんだし。
そしたら「聡太くんって最低」「みつ子をたぶらかしたのね」とかそーゆーこと言ってくる女子がいる。めんどくせえ
じゃあどうすればよかったんだ。好きでもないのに付き合えばよかったのか?
そんなの長続きしねぇし楽しくもねぇ。遊び、なんて言ったら更に悪い噂が広がるに決まってる。
噂は長続きしねえけど、再発するものだから面倒くせえ
「ハイそーたくん、遅いぞ〜何分待ったと思ってんだよ〜もうわたしにタピオカ奢るのは必至だね」
「まだ大して待ってねえだろ」
はー俺は何してんだろ。今日こいつ呼び止めて何するつもりだったんだ
出かけるわけでもねえし、なにか用事があるわけでもねえし…
つかこいつ黒のTシャツにだっぶだぶジーパンて!男と大して変わんねえじゃねえかよ!
こんなんだから男に間違えられる…ショートカットだし。
「は、何だよ!さっき言われた通りに髪だって…」
「うん、そこは褒めるから、ちっとこっち来い!」
人気の無い公園に引きずり込んで、ベンチに座らせた。