麻痺恋愛



「…………」



翠ーどこにいるんだろ?



携帯を見ると…着信あり…
翠……っ!



「っ、」



早くでて



「はい、」



「翠っ、私、あのね…」



「うん…どうしたの?」



「私ね、翠が大好きだよ…だから私と付き合って下さい……」



「はは、最高の告白だけど…泣きながら言わないでよ。」



「え?」



「前…」



前?



「っ…」



「心配だからさ、家の前で待ってた…俺ってストーカー?」



「翠っ!!」



「うわっ、どうした?」



「っ…ひっく………あ…きらぁ〜っ!」



私は翠の胸の中でただ泣くだけだった……。



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