Dear..
「笑ってないで待ってよ~!!教室ぐらい一緒に行こぅよ!!」
必死に走りながら叫ぶから。
「アハハハッ!!」
そこで立ち止まりお腹をかかえて笑った。
「ハァハァ。なんで笑うのー!!」
琉羽がやっとあたしのとこまできて、ホッペを膨らまし怒った。
「ごめん。ごめん。じゃあ教室其処だから!!」
「えー。もうなの!?…まぁいっか。今日は一緒に帰ろうね♪」
「うん!!じゃあね。」
そう言うと琉羽は3組の教室へ入っていった。
あたしも教室へ入ろうとすると……。
「キャハハハハぅけるぅ♪」
「でねぇ!!~が」
後ろから話声が聞こえたから後ろを振り向いてみると。
2人組の目元真っ黒で、香水臭くて、スカートがパンツ見えるよってぐらいのギャルがいた。
それで、あたしの前に立ち。
5組のドアを堂々と開け
「遅れてすみませ~んっ♪」
そう言い入って行き。もう一人、のギャルが
「楓も入りなよ!!てか一緒のクラスだねぇ♪一緒に席座ろぉ」
そう言ってあたしの腕を引っ張った。
この2人はあたしの琉羽と一緒ぐらい頼りにしてる。
柚奈(ゆな)と李菜(りな)
この子は、あたしの親友で幼なじみ。
ギャルだけど2人とも思いやりとか優しさは人一倍良い子。