君のそばで微笑みを


「んじゃ今からいつもの駅集合ね」


「うっす」


 電話を切り、急いでタンスを漁る。

 部屋中に沢山の洋服が散らかり、苛立ちが加速する。


「きたねー部屋だな、オイィィ!」


 自分で自分につっこみ入れながらもテキパキと服を選んでいく。

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