君のそばで微笑みを

 いつもの駅のいつもの場所へ向かうと、そこには見慣れたヤツの姿があった。


「おひさ~」


「お? 超おせーよ」


 不満そうに言う隼人の服装は、普通過ぎる俺と良く似た感じだった。

 ‘お揃い?’なんて言われてもおかしくないような組み合わせだったしちょっとキモイ。

 
 さすがにそこまで以心伝心しなくてもいいっての!

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