君のそばで微笑みを

「式は挙げないらしいけど……ってそれより先越されたな! いっきもいい加減井上に告ってみればいいのに」


 ――ナナの目には遼太しか映ってないのに告白なんて出来るわけないじゃん!


「ま、いずれ井上もいっきの魅力に気が付くって」


 そんな慰めいらないけど……だけどなんか微妙に嬉しかったり。


「それより隼人はどーなの? ホラ、えぇと――ギャルギャルした感じの子――名前忘れたけど職場恋愛してたじゃん」

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