君のそばで微笑みを

 困惑する俺の顔を見て、友里は何か考えている様だった。



「まさか本当にチェリーさんなの?」

 
 少しの沈黙の後に言った言葉がそれって……笑える。 
 

「いやいやいや違うけど!!」


「違うの? ナナ一筋だったのに?」


「俺だって男だし……もう二十二だし……」


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