君のそばで微笑みを

「オムそばにしちゃえば良かったのに」


 クリアな水色の歯ブラシにお気に入りの歯磨き粉をつけて丁寧に磨く。


 磨いている間、昨日のナナの事を思い返していたら段々ムカムカしてきた。


 
 ――もしかしたら二日酔いのムカムカなのかもしれないけど。



 しっかり磨き終わった後、リビングに戻ると既に遼太は食べ終わって一服していた。

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