君のそばで微笑みを


「今日も遅番?」


「そう。あの女の子が今日から出勤みたいなんだよね」


「え!? 遅専!? ――っと」


 じゃが芋を掴んだまま勢いよく遼太の方を向いたので、そっちの方にじゃが芋が吹っ飛んでしまった。


「……子供じゃないんだからね?」


「わりぃ」

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