君のそばで微笑みを

 俺の言葉を聞いた遼太は、大きく頷いてその場を後にした。


 残ったのは行き場を無くしたタバコの煙と――相変わらずムカムカしてる俺。


「あ~。今日はゲーム消化しよ」


 誰に言うでもなく呟いてからご飯をかけこみ、その日一日ひたすらゲームをして過ごした。


 もちろんナナの事は意味が分からないままだったけど聞くわけにもいかなかったから……。

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