君のそばで微笑みを


 
 急いでポーチを付け、台を拭く雑巾を入れ、インカムを付ける。


 ふと顔を上げると、扉のところでナナが俺の支度が終わるのを待ってくれていた。


「ナナ先行っていいのに」


「別に遅刻って訳じゃないし、いいよ」


 なんか……すんげー嬉しいんだけど!!

 見られてるって思うと、ちょっと動作をかっこよくキメたりなんかして。

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