君のそばで微笑みを

「何?」

 
 首をかしげるナナが可愛く思えちゃうじゃん!


 ――俺の気持ち本当に気付いてないのかな、なんて余計な事まで考えちゃう始末。


「……樹?」


「んー。ナナ暇なの? 隼人も居るけど一緒に遊ぶ?」


 中学生くらいまでは三人で結構遊んでたんだ。

 けれど段々ナナは女の子らしくなってきて……俺たちと遊ばなくなって……隼人がナナを好きになっちゃったりして……

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