大好きなんだ...
それから体育祭、修学旅行があった。
でもなにも楽しくはなかった。
クラスはバラバラ。
6つのグループに分かれていた。
私は亜矢に心を許し、
なぜか亜矢は毎週のように泊まりに来た。
でもそれは、チャット目的だとわかっていた。
でも自分のなにかが“泊めてやれ”と言っているようだった…
「亜矢~おはよう♪」
「え?おはよう…」
莉奈が、亜矢に話かけた…
「ちょ、ちょ莉奈?」
「1回でもクラスのまとまりがほしい!」
強く願っているような言い方…
なに言ってんだ(笑)
「なんじゃそりゃ(笑)」
「梅ちゃんの表情見たらわかるって(泣)」
担任は、クラスを1つにすることを第一に考えていた。
毎日教室にいるときは、生徒と話しをしている。
毎週1回は、必ず皆で話し合いみたいなのを始めた。
話し合いといっても、好きなものとかだった。
担任は、担任とゆうより、友達のような存在だった…
それから、2年5組は一致団結した。
男女も仲が良くなった。
逆に、奈々夏や彩菜とはまったく話さなくなった。
私が亜矢とばっかいるから、拒否られてるんだ。
私は、そう思った。
だから、なぜか私も奈々夏たちとも目も合わさなくなった。
1ヵ月後は文化祭ある。
5組は一生懸命頑張った。
1つになって頑張った。
でも賞はとれなかった。
5組、みんなで泣いた。
なぜか大きな1つになった感じが嬉しかった。
そのことがあり、5組はもっと一致団結した。
その日も亜矢が泊まりに来た。
「ただいま~」
もう、亜矢はここの子のような感じで入ってきている。
「てかうち好きな人できたっ♪」
好きな人、かぁ…
「そうなんや♪どんな人?」
「チャットで知り合ったんやけど~
めちゃ優しくて、おもしろいんよ~」
「そうなん♪何処の人なん?」
「愛媛、愛媛~☆って遠距離無理やけん↓」
「よね(笑)」
「それでうち、告るけん!」
「頑張れ~☆!」
「うん!では告る!」
は!?今!?
「え、今なん?」
「もちろん!思ったことは、すぐ実行するほうなんで(笑)」