大好きなんだ...
すれ違い
----2ヵ月後

先輩は受験勉強で会う日も少なくなった。
週1会えるか会えないかだった。
でも私は先輩を全力で応援した。



なのに…







「はるちゃん、別れよ」







なにがなんだかわからなかった。

「な…なんで?なんで別れるとか言うん?」
「ごめん」
「受験終わるまで待つ!やけん別れるとか言わんとって!」
「ごめん」
「なんでごめんしか言わんの!?」
「ごめん」
「もういい、信じとった自分がアホみたいやわ」

とっさにその場所を離れた。
涙があふれだしてきた。

あの時言った「俺がはるちゃんを幸せにしたるからな」
あの言葉何回も繰り返される。
消えて、消えて、消えて、何度も思った。

家に帰ると先輩と撮った写真が
いっぱい飾っているのを見てまた涙があふれた。

その場で泣き崩れた。

なんで?
先輩を信じてたのに…

なんで私たち出会っちゃったのかな?

その日は部屋に閉じこもっていた。



それから2ヵ月
友達と騒ぎまくって忘れようとした。
でも完璧には忘れられないんだ。
だって思い出の場所とかあるから。


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