「こころの音」
ひろみしか連絡する人がゆうこにはいなかった。

すぐ病院にかけつけてきてくれた。


「父親に呼ばれちゃったかなっ」

「ゆうこ…ゆうこ…」

ひろみは号泣しながら、ゆうこを抱き締めた…

ゆうこも抱き締めた…


暖かいひろみの胸にずっと抱かれていたかった……



一応、親戚のおばに連絡した。
昨年の父の死から冷めないうちのこの状況に、電話ごしにおばは泣いていた…




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