涙の数だけ幸せになれる

万引き

SIDE 詩織


昨日の事だ。
放課後、伸哉とはクラスが違うからあたしは伸哉のクラスに言って喋ろうとした。

伸哉のクラスにいくと伸哉とチラホラ生徒がいた。
「しん…」
「伸哉ー!」
あたしは伸哉を呼ぼうとしたけど先を越された。
「おーどうした?」


あたしはポカーンと廊下から伸哉を見ていた。
伸哉はあたしにはあまり最近見せない笑顔をあの女に見せる。
あたしは下唇を噛み締めて廊下を走った。

そして教室に戻ったが、誰もいなかった。あたしは聖羅にメールをしてファミレスに集合をしたんだ。


聖羅は笑顔で大丈夫っていってくれた。
だけどあたしは大丈夫って気がしなかったんだ。

だって、伸哉とはあまり喋らないし、なんか避けられてる気がする…

あたしはジュースを一気のみをして気持ちを収めた。

聖羅は笑顔であたしに話かける。
あたしは笑顔を作った。
心は笑っていなかった…

「バイバイ」
そういって聖羅とバイバイをした。
まだ明るかった。

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