涙の数だけ幸せになれる
次の日。
あたしは誰にも言わず悠司との写メを待ち受けにして、福岡に向かったんだ。

これでよかったのかな…?
悠司ともう会えない…
もう…
あたしは涙が出た。
涙が止まらなかった。
悠司…悠司…
あたしを乗せたトラックはみるみる進んだ。

あたしが福岡にいってから三日後の月曜日。
担任がクラスのみんなにいったらしい。
顧問は卓球部のみんなにもいったんだって…

あたしはみんなと逢えなくなったから悲しかった。
でも悠司はどうでもいいって想ってるのかなって想ってた。
悠司が悲しむなんてしらなかった…
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