涙の数だけ幸せになれる
そして部活中に聞いてしまった…

「あ、聖羅」
友江先輩があたしの所へ来る。
「何でしょうか?」
「悠司ってしってる?」
…悠司…?
えーっと…
わからなくて考えていたら奏が来た。
「奏〜ヘルプ〜〜〜〜」
あたしが言うと奏はチョコチョコと歩いて来た。
「奏、悠司ってだれ?」
あたしは奏に聞く。
「あの人」
そう言って指をさした。

あ!あのクールカッコいい人か!
「先輩、わかりました!」

あたしが言うと先輩は笑って、
「もし悠司にコクられたらどうする?」
友江先輩が言う。
「うーん…オッケーは出すけどすぐ別れそう」
「そっか、噂で聞いたんだ悠司が聖羅好きって」
「えぇー、あり得ないですよ」
あたしは苦笑いをした。


この時はまだ気にもしていなかった。
先輩は噂っていってたから、本当に噂かな?って思ったし…
でもこの日からあたしは悠司先輩が気になりはじめた。
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