涙の数だけ幸せになれる

先輩から

いつもどうり学校に行った。
そんな時、先輩が来た。

「聖羅?部活にこないの?」
「えっと…」
「あ、記憶ないわよね?卓球部の先輩よ。」
「あ、ありがとうございます。あたし卓球の感覚がなくなってしまって…」
「一回部活に来てみなさい」
そういって先輩があたしに手巻をした。
あたしはその後をついていった。

「お願いします」
あたしはラケットを持ち先輩と戦った。
ラケットを握った瞬間あたしはフワーっと感覚が戻った。
試合をしてまもなくあっさりかっていた。

「聖羅部活に来て!」
先輩が手を合わせる。
「え…えーっとぉ」
「大会前だけでもお願い!」
「わかりました」
「ありがとう」
そういって先輩は目を輝かせてあたしに抱きついた。

こうしてあたしは部活に入部した。
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