涙の数だけ幸せになれる
涙の数だけ幸せになれる

ありがとう

「あった…。お母さんあったよ!!」
「聖羅。やったわね!!」
今日は高校の合格発表の日。
あたしは無事学校に合格した。


その一週間後、あたしは入学式にでた。
その日あたしはあの人と再会した。
「熊田祐太郎です」
隣の席の祐太郎。
あたしの命の恩人だ。
「祐太郎君。覚えてる?」
あたしは祐太郎に聞いた。
「あ、あの時の!」
「こんな所で会うなんて偶然だね。」
「あぁ」
「これは運命だね」


この先あたしは悠司以外の人を愛せるかわからない。
でも、生きる事は諦めない。
悠司…
あたし悠司の分まで長生きするから。
空で見ててね。

あたしは悠司に流した涙の数だけ幸せになるから……。


終わり
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