蒼い桜
『ママなにおはなししてるの?』
「藤堂さんと華が元気な子だってお話してたの。」
『華げんき?』
「すごーい元気!ママ、華が元気なの嬉しいよ。」
『じゃあもっとげんきになる!』
華が笑顔で元気になる!って
言う姿を笑ってみていると、また藤堂さんが話しかけてきた。
『ひなたちゃん、僕のことは平助でいいよ。』
「いいんですか?」
『もちろん。それと敬語も止めよう。何か他人行儀でしょ?』
「確かに。じゃあ平助。私のこともひなたでいいよ!」
『うん!』