蒼い桜
『総司はガキと遊ぶのが好きみたいだからな。』
「あっ!土方さん!」
『よぉ。お前若いのにちゃんと子供に躾してんだな。』
「そうですか?」
『飯食う時は、いただきますとごちそうさまでしたは言うし、布団は自分で片付けてたしな。』
「私がやってるのを見て覚えたみたいで、気付いたら自分でやってました。」
『そうなのか。あのな…言いたくないなら言わなくていいが、華の父親っていないのか?』
「え?」
『いや…さっき華に肩車した時、お父さん居ないから初めて肩車された!って言ってたから。』