蒼い桜
しばらく一人で考えた後、沖田さんの元へ華を迎えに行くことにした。
『あ!ひなたちゃん。』
「沖田さん、華がお世話になりました。」
『全然気にしないで下さい!華ちゃんと遊ぶの楽しかったんで。』
「それなら良かったです。あ、華寝ちゃいましたね…。」
『遊び疲れたんでしょうね。部屋まで運びますよ。』
「そんな悪いですよ!!」
『ひなたちゃんは何でも一人で頑張り過ぎです。少し位頼って下さい。』
「じゃあ…お願いします。」
『はーい!』
笑顔で華を抱っこしてくれる沖田さんと一緒に部屋まで歩いた。
華の父親…陸のことで男の人と二人で居ることが苦手だったけど、沖田さんは嫌じゃない。
暖かい雰囲気で隣に居て安心する。