蒼い桜


『ママーただいまあ!』

しばらくして華が戻ってきた。


「華、土方さんが一緒にお祭り行ってくれるって。」

『ほんと!?』

「本当だよ。」

『わーい!!ひじかたさん華をかたぐるましてくれる?』

肩車?

そういえばこないだ肩車してもらったって喜んでたっけ。


『肩車して欲しいのか?』

「してほしい!!」

『じゃあ町に着いたらしてやるよ。』

「ありがとう!!ねぇねぇ、はやくおまつりいこーよ!!」

『分かったから引っ張るな。』


『ママもはやく!!』

「はーい」


はしゃぐ華に引っ張られて、町へ三人で歩き始めた。






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