ACcess -縁-
しかしソイツより先に、ヤツのペットが勢い良く宝の元へ飛んだ。
宝部屋は奥行きが五メートル程ある縦に長い部屋で、中は薄暗く他のトラップ部屋よりも小さい。
そしてその奥にはちょっとした祭壇があり、お目当ての宝が供えられている。
ジメっとした空気だが、それでいて厳かで神聖な感じがする。
だからオレは宝部屋に着くと背筋が伸びる気がする。
ちゃんとしなきゃって思うからかな?
ソイツはチラリとオレを見た。
「…テメェが開けろよ。
オレは宝に興味ないから。」
口の端だけを上げて笑ってやった。
憎たらしくソイツもニヤリと笑うと、奥の宝に近づいて行った。
「ジル…。」
優しく声を掛けると、宝箱の上にいたペットはソイツの肩に移動した。
そっと宝箱に手をやる。
そしてそのまま蓋を持ち上げた。
ソレと同時に淡い光が放たれた。
木が軋むような音がした後、瓶の蓋を開けたようなポンっと言う音。
「…わっ!」
淡い光は煙になり、彼の前にあった宝箱はアイテムへと変化した。
宝部屋は奥行きが五メートル程ある縦に長い部屋で、中は薄暗く他のトラップ部屋よりも小さい。
そしてその奥にはちょっとした祭壇があり、お目当ての宝が供えられている。
ジメっとした空気だが、それでいて厳かで神聖な感じがする。
だからオレは宝部屋に着くと背筋が伸びる気がする。
ちゃんとしなきゃって思うからかな?
ソイツはチラリとオレを見た。
「…テメェが開けろよ。
オレは宝に興味ないから。」
口の端だけを上げて笑ってやった。
憎たらしくソイツもニヤリと笑うと、奥の宝に近づいて行った。
「ジル…。」
優しく声を掛けると、宝箱の上にいたペットはソイツの肩に移動した。
そっと宝箱に手をやる。
そしてそのまま蓋を持ち上げた。
ソレと同時に淡い光が放たれた。
木が軋むような音がした後、瓶の蓋を開けたようなポンっと言う音。
「…わっ!」
淡い光は煙になり、彼の前にあった宝箱はアイテムへと変化した。