霧ヶ里コンビニエンス
始まり
眠い。今日は暇だな。

ちょうど2時を過ぎたころだ。

工藤 薫。

高校を卒業したが定職に就かず、

さびれたこのコンビニでアルバイトをしている。

何をしても中途半端で高校だけは卒業してみたが

結果がこれでは。

少しばかりの努力も無駄となってしまったらしい。

高校では、ろくに学校にも行かずただ時間だけが過ぎて行った。

仲の良かった友達と言えば地元の暴走族に入ったり、

喧嘩に明け暮れていた。

俺は誘われ続けた族には入らず

さっきも言ったように高校を卒業した。

付かず離れずの関係を保ったんだ。

そんな自分のことを周りに流されない男と思っていたのだが

現状を観ると情けなくなるので、あまり考えないようにしている。
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