いろいろ短編集
それは      闇と光 暗と明  
それでも君は、奥へと走っていく。  ついたところは、やっぱり暗闇。
「僕はここにいなくてはいけないんだ!」
えっ? 
「やっぱり、そう思っていたんだろ。」
何を言っているんだ、どうしてそこまで分かるんだ。   
君と僕とではまったく別の存在、なのに  ・・・なぜ?
すると、君は笑う。
僕はどうして笑っているのかと問いたかった。でも、できなかった。
なぜなら、君は今度は怒りながら
「ここは、もうお前のいるところではない!誤解している。」
僕は、目から心から汚れた心を取り除くように涙を流した。
君は、微笑みながらそっと触れた。
僕は君の手を握り返す。

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