letter~母へ~
高校時代
初彼女
人生、ひょんな再会もあるもんだ。
もう、それはそれは突然のことだった。
「羚、お前指名のお客様だぞ。確か近くのオカマバーの人だったかな」
てなことはニューハーフのお客様か。
「今行く」
僕はお客様を向かえに行った。
「いらっしゃいま……」
思わず声を失った。
「あさちゃん、久しぶり!」
そこには完璧女装した樹ちゃんがいた。
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初彼女