悪魔に恋した私。



お風呂から上がってリビングに座り髪をタオルで拭いていると





「俺に拭かせて!?」




後ろからポチの声が聞こえて




タオルで髪をぐしゃぐしゃっと拭かれた




「自分で拭くから!!」




タオルを頭から取って後ろを振り向くと





「アンタの方がびしょびしょじゃん!!」




私より遥かに濡れているポチの髪




「ほら!」




ポチの頭にタオルを乗せてあげると




「拭いて〜?」




床に膝を付いて上目遣いで私を見上げる




その姿に胸が“きゅん”となった





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