悪魔に恋した私。
学校に着くと体育の授業は既に終わっていた。
まぁ想定内だったけど…。
職員室で遅刻の手続きをしていると
「藤井っ!!」
野太い声で名前を呼ばれた。
「…げっ」
体育教師の通称ゴリが職員室のドアの前で仁王立ちをしている。
「俺、体力測定をサボるなとあれ程言ったよな?」
はい、言いましたとも。
だけどこれには深い深〜い理由があるんです!!
って理由は話せないけど。
「た、体調が悪くて……」
「お〜体調が悪いことは保健の柏木先生から聞いてるぞ」
あの保健の先生が言ってくれたの!?
超優しい!!神だっ!
「だったら…校庭「俺も鬼じゃないからな!!校庭19周にしてやる!!」
はぁー??
「先生、もう1回言って?」
「校庭19周だ!!」
「無理です!無理!!」