悪魔に恋した私。



「奈々佳ちゃん、制服に着替えて帰ろう?」



私の涙を拭って




「おいで?」




って手を差し出す。




「……え?」




手を繋ぐの?





「ほら、おいで」





って私の手を無理矢理握り教室を出た。








「……ポチ…」






「ん?なに?」






「…………ありがとう。」





ポチの腕にそっと腕を回して抱き着いた。






< 168 / 351 >

この作品をシェア

pagetop