悪魔に恋した私。
「私のこと気持ち悪くないの?
いろんな男とヤってたんだよ?
普通だったらこんな汚い女避けるでしょ?」
「………奈々佳ちゃん、」
っていつもとは違う真剣な声と表情で腕を伸ばして私を引き寄せ、きつく抱き締める。
「惨めな私に優しくして影で笑ってるんでしょ!?」
口からはマイナスな言葉しか出ない。
「そんな風に見えてる?
俺がそんな奴だと思ってるの?」
そう言うと抱き締める腕を緩めて
私の瞳から1つ…2つと零れ落ちる涙を拭った。
そんな風には見えないよ…、
だってポチの手はとっても温かいもん。
ポチの瞳をジッと見詰めると顔が近づいてきた。