悪魔に恋した私。
「ホントに?」
髪の毛を離すと
「う〜んと…」
って何かを考える様に首を上に向けてベッドから立ち上がった。
「奈々佳ちゃんが知りたいのは俺の性格?本性だっけ?」
「あと携帯に入ってた女の子達の写真は何?」
「う〜ん……」
って言いながら考えているポチにドキドキワクワクしながら答えてくれるのを待っていたら
「今は何も答えられないなぁ……」
………はぁ?
「答えてよ!
答えるって言ったじゃん!?」
「だって奈々佳ちゃんの質問理不尽なんだもん!」
「理不尽!?何が!どこが!?」
「話す時が来たらちゃんと答えてあげるから」
そう言うと
「俺、今日は用事があるんだ。じゃあね!」
そそくさと寝室を出て行った。