悪魔に恋した私。
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午後1時を回った頃



─ガチャ



玄関から鍵を開ける音がして




「ただいま!奈々佳ちゃん!」




ソファーに座ってテレビを見ている私の元にポチが走り込んで来た。




「テレビなんて見てないで急いで準備して!?」




準備??




「アンタと口聞きたくない」




「いいから早く!

洋服をカバンに詰めて!!」




私の腕を引っ張って無理矢理ソファーから立ち上がらせた。




「私はいま怒ってんの!!」



腕を振り払ってポチを睨むと





「何で怒ってるの?

意味わかんないよ!!」




はぁぁぁぁあ!?



意味わかんない!?




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