悪魔に恋した私。
「仕事とプライベートは混同しちゃダメよプロなら今はドラマのことだけ考えなさい
彼女に電話している暇があるなら台本を覚えて演技力を付ける…いい?」
「……うん……すいません…」
今までは頭の片隅にずっと奈々佳ちゃんがいたけど
まだまだ気合いが足りなかった
考えが甘かった
「青山さん、俺の携帯預かっててくれない?
撮影期間中はもう彼女とは連絡取らないから」
「大丈夫なの?」
「うん。たぶん…」
連絡取らなかったら奈々佳ちゃん怒るだろうけど…、
「今は相手役の女性のことだけ考えるよ
俺スゲェキスするから見てろよ?」
椅子から立ち上がり楽屋を後にした。