悪魔に恋した私。



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6限目が終わり麻生が教室に来る前に帰ろうと思っていたのに




「藤井。何で帰ろうとしてんの?」




鞄を持ったところでムッツリ佐藤に話し掛けられた




「…??なんでって?」




帰っちゃ悪いわけ?



「俺たち今日日直なんだけど…、」




「え!そうだったの!?」



知らなかった…。ていうか言ってよ!!



「日誌は藤井の分も書いておいたから花瓶の水換えと教室の鍵締めよろしく」




「………わかった…。」




「じゃあよろしく」



佐藤が日誌を持って教室を出て行ったところで



「奈々佳ー!」



麻生がドアから顔を出した


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