悪魔に恋した私。



「なんで見捨てたの!?

私助けてって叫んだよね?

聞こえてたよね?

もう少しで犯されるところだったんですけど!!

ねぇ!?」




胸ぐらを掴んだまま問いただすと




「………えっと…ごめん♪

でも犯されなかったんだし…そんな怒るなよー♪

気を取り直して俺とラブホ行く?

慰めてやるからさ?」





信じられない



普通この状況でそんなこと言う?




「…っ…頭おかしいんじゃないの…、」





麻生の頬に向かって手を振り上げて





─バッチーン




自分の手のひらがジンジン痛くなる程強く麻生の頬を殴った



そしてその場所から猛ダッシュ
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