悪魔に恋した私。



「彼氏いない方が逆におかしいと思うけど?」



乃々佳が口を開いた



「お姉ちゃん可愛いんだから彼氏の1人や2人いるよ」



いやいや、妹。2人はおかしいでしょ?



「やめろ、乃々佳……」



お父さんは相当ショックを受けたらしく声に覇気がない



「あ!もしかしてさっきのイケメンが彼氏!?」



お母さんが明るい口調で私に話し掛けると




今まで床に膝をついていたお父さんが無言でいきなり立ち上がった




「わ!ビックリした」



そして驚いている乃々佳の横を無言のまま通り過ぎ




そのまま寝室を出て部屋からも出て行ってしまった






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