悪魔に恋した私。

｢あらあら、お父さんはショックだったみたいねぇ

可哀想に｣



ってお母さんは冷静だけど



｢追いかけなくていいの！？｣




｢えー！？どうしてお母さんが追いかけるのよ｣



どうしてって、



｢凄くショックだったみたいだから…慰めてあげて？｣



今の私が慰めても聞く耳持たないだろうし



お母さんの背中を押して玄関まで連れて行った



｢もぉ！来たばっかりなのに！

お父さんたら奈々佳に夢を持ちすぎなのよ

めんどくさい！！｣



めんどくさいって(笑)



｢またいつでも来ていいから、今日は帰って？｣



｢あ～あ！お父さんのせいで最悪ね！｣



｢ね～。最悪だね！！｣



２人は文句を言いながら部屋から出て行った