恋愛:時間 (短)

「いつ行く?」


「でも火曜日の夜しか知らない…」


「今日行ってみる?」


「う…ん…」


「イチかバチか」




いるという自信はないけれど、とりあえず今日の学校帰りに井出のコンビニまで行く約束をした。



「ありがとう!優!」


「いいよ!」



本当にありがとう。


あ!この事つばさにも話そっ!


「実華~、あのさ~」


「あー!つばさ!」


ちょうどのタイミングでつばさが来てくれた。


「聞いて!私今日井出のコンビニに行ってきます!!」


それを聞いたつばさは自分の事のように喜んでくれた。


「マジ??良かったじゃん!……で、今日かっこいい人いんの?」


つばさの一言で現実に戻される。


「………わかんない…」


「………ま、いると信じよう!」



そう言ってつばさは次の授業がある教室へ行ってしまった。



水曜日でも…

……いるよね?…

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