恋愛:時間 (短)
キョトンとした神田さん。
でもまたすぐにいつもの笑顔に戻って、
「…いいよ!」
つられて私も笑顔……
そしてアドレスを赤外線で送ってもらった。
「ありがとうございます!」
「いつでもメールしてね。俺電話苦手だから…」
「はい!」
「じゃっ!」
「おやすみなさい」
神田さんは優しい顔で手を振ってくれた。
とりあえずアドレスが聞けて1歩前進。
繋がりが増えた。
私は…
もうただの客じゃなくなる。