恋愛:時間 (短)


キョトンとした神田さん。

でもまたすぐにいつもの笑顔に戻って、





「…いいよ!」



つられて私も笑顔……



そしてアドレスを赤外線で送ってもらった。




「ありがとうございます!」



「いつでもメールしてね。俺電話苦手だから…」



「はい!」




「じゃっ!」




「おやすみなさい」



神田さんは優しい顔で手を振ってくれた。




とりあえずアドレスが聞けて1歩前進。

繋がりが増えた。





私は…

もうただの客じゃなくなる。


< 52 / 65 >

この作品をシェア

pagetop