恋愛:時間 (短)
「いらっしゃいませ」
そう言ってにっこり笑ってくれたのはやっぱり神田さん。
私もそれに笑顔を返す。
バイトの邪魔をするわけにはいかないから、私はコンビニ内を適当にうろつく。
そしていつものレモンティーと木いちご味のアイスを手に取った。
……そろそろ帰ろ。
長居しすぎない程度で私はいつもコンビニを出る。
ここからが神田さんの仕事。
私のレジをしてくれる。
この瞬間が、
大好きなんだ。