恋愛:時間 (短)


「わかるかな?……だからね?…」






今、言わなきゃ…


直感でそう思った。




「神田さん!私ね、友達から神田さんの事聞いたんだ…」


まっすぐ…

神田さんを見て言った。







「かっこいい人がいるって噂で聞いて…
来て見たら、それが神田さんで…
私……一目惚れして…神田さんがバイトしてる火曜日の夜に来るようになって……………
すいませんっ!軽くストーカーですよね?
だけど…嫌いにならないで下さいっ」



いつの間にか逸らしていた目。

神田さんを見るのが怖かった。








「…嫌いになんてならないよ…」




どうして……



神田さんの声はいつも優しいのかな?



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