この青空を君へ。
「もう恋なんてしない」と思ってるときに限って、新しい出会いが待ち構えているものだ。

あの日は失恋してまだ１ヶ月くらいしか経ってなかったから、まさに男への不信感が募り募ってるときだった。


あの日がくるきっかけは、ある友達からのお誘いだった。


「千春千春、大ニュース！！」

教室に入って私を見つけるやいなや興奮気味に話し掛けてきたのは、同じ学部の友達ミサト。


「み、ミサトおはよう。どうしたの？」


「千春、なんと、なんとね？医学部との合コン出来ることになったよ！もち千春も参加だからね？！」


…やっぱり合コン関係の話か。ミサトは、私が失恋してからしきりに新しい出会いを提供してくれる。


恋しないモードの私は、ミサトの誘いをことごとく断っていた。もちろん、今回も断ろうと思っているんだけど…。

「ミサト…私は今そうゆうのは…」といいかけると、
「ダメ、絶対ダメ！千春も行くの。今回は私の人生玉の輿計画がかかってるんだから！助けて欲しいの。お願い！！」


すごい気迫でお願いしてくるミサト。勿論私は断れるわけがない。


「わかったよ…ミサトを精一杯助けるね！」


まぁ、たまには友達助けるのもいいか…とお気楽に考えることにした。
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