この青空を君へ。
いつもの公園がいつもの公園じゃないみたいだ。
初めて元樹と会ったときのドキドキとは違うドキドキでなんだか苦しい。
今までは沈黙さえも心地よく感じたのに、今は冷たい空気が肌に刺さるような
感覚に襲われる。
(元樹、、なんかしゃべってよ・・・)
そう願うと同時に元樹が話しだした。
「ここにきてくれてありがとう。あの封筒の中身読んでくれたんだな。」
あの封筒の中身に書いてあった20時の約束は、やっぱり私との約束だったんだ。
ほっとした自分に気づき、この単純さにあきれてしまう。
「うん。。でもあの封筒の中に入っていた手紙は、雨にぬれてしまっていて
あまり読めなかったの。でも20時に会いたいっていうのは読み取れて、
いつの20時かわからなかったけど、ずっと元樹を待っていたの。
なかなか来ないから今日じゃないかと思って・・。」
そう話しながら、亮とのことを元樹に目撃されたことを思い出し、
なんだか後ろめたい気持ちになってうつむいてしまった。
公衆の面前で男とキスして抱きしめられているなんて、
だらしない女って思われていないかと思うと元樹の顔が見れなくなった。
元樹は、そんな私の顔にそっと手を近づけて優しくなでてくれる。
「いつ会うかも分からないのに、ずっと待ってくれてたんだ・・・」
その声は、ミサトを想う優しい笑顔よりもずっと、ずっと優しい想いであふれている気がした。
初めて元樹と会ったときのドキドキとは違うドキドキでなんだか苦しい。
今までは沈黙さえも心地よく感じたのに、今は冷たい空気が肌に刺さるような
感覚に襲われる。
(元樹、、なんかしゃべってよ・・・)
そう願うと同時に元樹が話しだした。
「ここにきてくれてありがとう。あの封筒の中身読んでくれたんだな。」
あの封筒の中身に書いてあった20時の約束は、やっぱり私との約束だったんだ。
ほっとした自分に気づき、この単純さにあきれてしまう。
「うん。。でもあの封筒の中に入っていた手紙は、雨にぬれてしまっていて
あまり読めなかったの。でも20時に会いたいっていうのは読み取れて、
いつの20時かわからなかったけど、ずっと元樹を待っていたの。
なかなか来ないから今日じゃないかと思って・・。」
そう話しながら、亮とのことを元樹に目撃されたことを思い出し、
なんだか後ろめたい気持ちになってうつむいてしまった。
公衆の面前で男とキスして抱きしめられているなんて、
だらしない女って思われていないかと思うと元樹の顔が見れなくなった。
元樹は、そんな私の顔にそっと手を近づけて優しくなでてくれる。
「いつ会うかも分からないのに、ずっと待ってくれてたんだ・・・」
その声は、ミサトを想う優しい笑顔よりもずっと、ずっと優しい想いであふれている気がした。