days.
「はやくいくよ!」

「わかったわかった。てかなに欲しい??」

「いいからとりあえずライジングヒルズいこ!」

ライジングヒルズの噴水前のベンチは確かに心地よい。だからおれも嫌いではないのだが…

「カップルでくるとこだよな、ここ。」

「気にしないない!こうしてればあたし達もカップルにみえるかもよw」

腕を組んでくる麻美!!

「やめろって」

「いいじゃん!w」

「てかはやくなにが欲しいんだか教えてくれよ?!」

オレがそぅ言いかけた途中で、温かくて柔らかい何かが、オレの唇に触れた。一瞬なにが起こったか把握しきれなかった。しかし気付くと、次第に離れてゆく麻美の…顔。
『これって、キス…キス!?』

「これでいいや。お礼。」

「お、お前冗談でもこんなこ…」

「冗談なんかじゃないよ!!冗談なんかじゃ…。」

「…は?」

「あたしは…あたしだってあんたのことずっと好きだったのよ!!でもいつも素直になれなくて…でももう今更遅いよね。ごめんね。だけど…だけどあたしと2人でいるときは、あたしのあんたになってほしい。あんたは沙耶香かもしれないけどそれでもいぃの…愛してくれなくても…いいから……。」

「麻美…」
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