days.
急いだ甲斐があり、ギリギリセーフで席につく。

「お前朝っぱらからどんだけ汗かいてんだよ〜」

「しゃーねーだろ!!」

そういえばあんだけ走ったんだもんな。ビチョビチョして気持ち悪ッ。
ちなみにいま話しかけてきた奴は隣の席の木村麻美。オレの幼なじみ的な奴だ。

えっ?オレ?
あぁ、オレの名前は宮崎泰雅(たいが)地元の私立高校に通う高校二年だ。

「ねーそーいえばさぁ…」

なにやらまた麻美がいつも通りオレに話しかけてきたが、登校で疲労していたのと、何の変哲もないこの状況に嘆息し、適当に聞き流しつつ机に顔を伏せる。
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