青い瞳
出会い
ドンッ
「…おい!海奈!」
机の上を叩たかれ、
「…うわっ!!びっくりした。海迩…どうしたの?」
「どうしたのじゃねーよ!お前なぁ、勝手に置いて行くなよ!」
あっ…
そうだった。
私…黒崎 海奈
いつもこの男を起こして一緒に学校を行くのが日課だ。
「あっ…ごめんね。今日は、早く学校に行きたかったから…あはは…」
なんてね…
本当は海迩と行くのが嫌なだけで…
「はぁ今回は許してやっから…明日は先に行くなよ。」
そう言うと…頭を撫でてきた。