あなたが愛しくて...
相変わらず女物の香水の
匂いはするし、
女に軽いし...
でもなんだか触れてみたくなった。
髪を撫でると、サラサラな金髪が光に反射して
光って見える。
その髪の色に見とれていると...
いきなり翔貴が目を開けた
びっくりして、反射的に
手を引っ込めようとすると手首を押さえられて、
引っ張られる。
床に背中をぶつけて顔を
歪ませる。
いつのまにか、莉子は
翔貴に組み敷かれていた。
「莉子は俺のもの」
耳元で囁かれ、そのまま
翔貴は莉子の鎖骨あたりに唇を這わせる。