水音

†Brand new tomrrow†

次の日は、私の初出勤日。

街はずれのオシャレなお店。

輸入物の雑貨やインテリア、古着が並んでいる。
オレンジ色の電気が優しく店内を包んでいる。

快とお揃いのネックレスもここで買った物。

この街に住み始めて、ここがお気に入りスポットだった。

隣はショットバーになっていて、同じ店長が経営してるらしい。


だけど、あたしはバーには行った事がなかった。

正確には、あたしが来てから店が開いた事がない。


「店長仕入れに行ってて、今日帰ってくるから！」

そう、言ったのは紗季さん
(推定２５歳)
あたしは紗季さんが店長だと思っていたから驚きだった。

バーは店長がやっているらしかった。

「ってか店長いないのにアタシの採用決めちゃって良かったんですか！？」

「いいの、いいのぉ！どうせ人手不足だったし！可愛いコなら店長も大歓迎だから！」


結構適当だなぁと、不安を覚えつつ、ここで働けるのを嬉しく思った。


可愛い雑貨と洋服たち…

ふと昔を思い出した…